![]() 個別の読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合装置
专利摘要:
実施形態では、磁気トンネル接合(MTJ)構造を含んでいる装置が示される。装置は、さらにMTJ構造につながれた読み出しパスおよびMTJ構造につながれた書き込みパスを含んでいる。書き込みパスは、読み出しパスと離れている。 公开号:JP2011508971A 申请号:JP2010539890 申请日:2008-12-19 公开日:2011-03-17 发明作者:カン、スン・エイチ.;グ、シチン;ジュ、シャオチュン;リ、シャ 申请人:クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated; IPC主号:H01L27-105
专利说明:
[0001] 本開示は、一般に、個別の読み出しおよび書き込みデータパスを有する磁気トンネル接合(MTJ)構造を含む装置を対象とする。] 背景技術 [0002] 従来のスピントランスファトルク磁気ランダムアクセスメモリ(STT−MRAM)ビットセルは、トランジスタと磁気トンネル接合(MTJ)構造とを含んでいる。基本的なMTJ構造は、酸化トンネルバリア層を間に挟む2つの磁気電極からなる。個々の磁気電極の磁気モーメントは、横方向に長い素子の長軸に沿って適応させられる。トンネルバリアの一方側の2つの磁性層間の平行および反平行磁気モーメント配向性は、2つのメモリ状態に起因して、バリアを越えて2つの異なる抵抗を生じさせる。自由層と呼ばれた磁気電極の1つは、切り替えることができる磁気モーメント方向がある。基準層と呼ばれた別の磁気電極は、特定方向に固定された磁化がある。] [0003] 従来のSTT−MRAM構造では、注入された電流は、自由層の磁化でスピントランスファトルク(STT)の結果、基準層の固定磁化に起因して偏極されたスピンになる。注入された電流の電流密度がしきい値を越える場合、自由層の磁化配向性はスピントランスファトルクによって切り替えることができる。その結果のメモリ状態(つまり、0または1)は、電流の方向によって決定される。] [0004] 慣例通りに、読み出しプロセスおよび書き込みプロセスの両方は、電流注入の使用によって動作される。書き込みプロセスについては、STT−MRAMビットセル中のMTJ装置を通って流れることが可能な電流密度は、MTJ抵抗の上に強く依存している。MTJ抵抗が低い場合、さらに電流がMTJ装置を通り抜けることを許可される。したがって、小さなMTJ抵抗は、MRAM設計者により大きなデータ書き込み動作マージンを備える。しかしながら、小さなMTJ抵抗は、小さなデータ読み出しセンスマージンに帰着する。同様に、データ読み出しセンスマージンを改善する大きなMTJ抵抗は、データ書き込み動作マージンを害する。その結果、従来のMTJ設計のMTJ抵抗は、データ読み出しセンスマージンの改善とデータ書き込み動作マージンの改善との間の設計妥協を示す。] [0005] さらに、2重MTJ STT−MRAMセル設計は、MTJセルの書き込み能力を増加させるために提案された。しかしながら、2重MTJ設計は、データ読み出しセンスマージンのために、MTJ抵抗および大きな感度でさらに制限が出される。] 概要 [0006] 特定の実施形態では、磁気トンネル接合(MTJ)構造を含んでいる装置が示される。装置は、MTJ構造につながれた読み出しパスと、MTJ構造につながれた書き込みパスと、を含んでいる。書き込みパスは、読み出しパスと離れている。] [0007] 別の実施形態では、磁気トンネル接合装置の書き込み方法が示される。方法は、磁気トンネル接合(MTJ)装置の自由層でデータ値を格納するために、MTJ装置につながれた書き込みパスに電流を流すことを具備する。MTJ装置は、個別の読み出しパスにつながれる。] [0008] 別の実施形態では、MTJ装置からデータを読み出す方法が示される。方法は、データ値を読み出すために、MTJ装置につながれた読み出しパスに電流を流すことを具備する。MTJ装置は、個別の書き込みパスにつながれる。] [0009] 別の実施形態では、メモリ装置が示される。メモリ装置は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)セルのアレイを含んでいる。メモリ装置は、ワード線を活性化し、メモリアレイの選択されたセルにアクセスするための読み出しビット線または書き込みビット線のいずれかを選択的に活性化するのに適したメモリ管理ロジック回路を含んでいる。] [0010] 別の実施形態では、磁気トンネル接合(MTJ)装置の製造方法が示される。方法は、第1のMTJ構造を形成するために、基板上に複数のフィルム層を堆積することを含んでいる。第1のMTJ構造は、自由層を含んでいる。方法は、第1のMTJ構造の自由層につながれた導電層を堆積することを含んでいる。方法は、第2のMTJ構造を形成するために、第1のMTJ構造上に第2の複数のフィルム層を堆積することをさらに含んでいる。] [0011] 開示された実施形態によって提供されるある特定の利点は、読み出しおよび書き込みマージンの両方がSTT−MRAM装置で改善することができるということである。] [0012] 開示された実施形態によって提供される別の利点は、STT−MRAM装置でデータ値を格納するために要求された書き込み電流が減少することである。] [0013] 現在の開示の他の態様、利点および特徴は、次のセクション(図面の説明、詳細な説明および請求項)を含む全出願のレビューの後に明白になるだろう。] 図面の簡単な説明 [0014] 図1は、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置の特定の実例となる実施形態のブロック図である。 図2は、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置の第2の実例となる実施形態のブロック図である。 図3は、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置の第3の実例となる実施形態のブロック図である。 図4は、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置の第4の実例となる実施形態のブロック図である。 図5は、共通ビット線を共有する個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた2つの磁気トンネル接合(MTJ)装置を含むシステムの特定の実例となる実施形態のブロック図である。 図6は、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第1の実例となる実施形態のブロック図である。 図7は、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第2の実例となる実施形態のブロック図である。 図8は、共通ビット線を共有する個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第1の実例となる実施形態のブロック図である。 図9は、共通ビット線を共有する個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第2の実例となる実施形態のブロック図である。 図10は、共通ビット線を共有する個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第3の実例となる実施形態のブロック図である。 図11は、磁気トンネル接合(MTJ)装置の動作方法の特定の実例となる実施形態の流れ図である。 図12は、磁気トンネル接合(MTJ)装置の製造方法の特定の実例となる実施形態の流れ図である。 図13は、図12の方法の製造段階の特定の実例となる実施形態を例証する。 図14は、図12の方法の製造段階の特定の実例となる実施形態を例証する。 図15は、図12の方法の製造段階の特定の実例となる実施形態を例証する。 図16は、図12の方法の製造段階の特定の実例となる実施形態を例証する。 図17は、図12の方法の製造段階の特定の実例となる実施形態を例証する。 図18は、図12の方法の製造段階の特定の実例となる実施形態を例証する。 図19は、図12の方法の製造段階の特定の実例となる実施形態を例証する。 図20は、複数の磁気トンネル接合(MTJ)セルを含んでいるメモリ装置を含む通信装置のブロック図である。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18 詳細な説明 [0015] 図1を参照して、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置の特定の実例となる実施形態のブロック図は、表され、一般に100で示される。特定の実施形態では、装置100は、STT−MRAMビットセルに含まれていてもよい。データ読み出しパス102およびデータ書き込みパス104は、装置100のMTJ構造につながれた個別の電流パスを提供する。第1の基準層110、トンネルバリア層112および自由層114は、第1のMTJコンポーネント108を形成する。自由層114、第2のトンネルバリア層116および第2の基準層118は、第2のMTJコンポーネント106を形成する。書き込み端子130は、自由層114につながれる。読み出し端子150は、第2の基準層118につながれる。トランジスタのようなスイッチ142は、第1の基準層110とソース端子140との間で連結される。スイッチ142は、制御信号144を受け取るために連結される。特定の実施形態では、装置100は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)装置のアレイの一部でもよい。] 図1 [0016] 特定の実施形態では、データ読み出しパス102は、読み出し端子150、第2のMTJコンポーネント106、第1のMTJコンポーネント108、スイッチ142およびソース端子140を含んでいる。第1の基準層110および第2の基準層118の磁気モーメントは、同じ方向で固定される。また、自由層114の磁気モーメントは、基準層110および118に対して平行方向または反平行方向でセットされてもよい。] [0017] データ読み出しパス102に沿った電流に対する抵抗は、第2の基準層118と自由層114との間の第2のトンネルバリア116を横断した抵抗に起因して、自由層114と第1の基準層110との間の第1のトンネルバリア112を横断した抵抗に起因して、発生する。装置100の抵抗は、装置100で格納されたデータ値に相当するので、格納されたデータ値は、読み出し信号を提供することと出力を参照信号と比較することとにより決定されてもよい。例えば、読み出し信号は、読み出し端子150とソース端子140との間で供給された電圧でもよい。また、データ読み出しパス102に沿った合成電流は、参照電流と比較されてもよい。別の例として、読み出し信号は、データ読み出しパス102に沿って提供される電流でもよい。また、読み出し端子150とソース端子140との間の合成電圧は、基準電圧と比較されてもよい。] [0018] データ書き込みパス104に沿った電流は、第2のトンネルバリア116を横断するのではなく第1のトンネルバリア112を横断して抵抗に遭遇する。したがって、データ書き込みパス104は、データ読み出しパス102より低い抵抗を有している。特定の実施形態では、第2の基準層118および第2のトンネルバリア116も、データ書き込みパス104と比較してデータ読み出しパス102に沿った抵抗の差を増加させるために、第1の基準層110および第1のトンネルバリア112より高い抵抗を持つように構成されてもよい。] [0019] したがって、データ読み出しパス102に沿った読み出し電流は、高いトンネル磁気抵抗および改善された読み出しマージンに遭遇する。また、データ書き込みパス104に沿った書き込み電流は、低いトンネル磁気抵抗および改善された書き込みマージンに遭遇し、データの読み書きのために単一のパスを使用して達成可能だろう。さらに、データ書き込みパス104中の減少した抵抗は、書き込みバイアス電圧の減少、装置外観の小型化、高密度および低電力消費を可能にする。] [0020] 図2を参照して、個別のデータ読み出しを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置の第2の実例となる実施形態のブロック図は、表され、一般に200で示される。特定の実施形態では、装置200は、STT−MRAMビットセルに含まれていてもよい。特定の実施形態では、装置200は、図1の中で例証された装置100と本質的に同様に動作する。自由層202は、第1の基準層204および第2の基準層206との間に挟まれ、磁気的に結合される。書き込みビット線端子208は、自由層202に接する導電層210につながれる。ボトムコンダクタ212は、第1の基準層204につながれ、スイッチ214につながれる。スイッチ214は、ワード線制御信号216およびソース線制御信号218のような、1つ以上の制御信号を受け取るために連結される。データ書き込みパスは、書き込みビット線端子208、導電層210、自由層202、第1の基準層204、ボトムコンダクタ212およびスイッチ214を含んでいる。データ読み出しパスは、ビット線読み出しコンダクタ240、第2の基準層206、自由層202、第1の基準層204、ボトムコンダクタ212およびスイッチ214を含んでいる。] 図1 図2 [0021] 自由層202は、データ書き込みパスおよびデータ読み出しパスの両方中の少なくとも2つの自由層部分220および222を含んでいる。自由層202は、さらにデータ読み出しパスに自由層部分252を含んでいる。自由層部分220、222および252中の材料は、隣接層の材料に依存してもよい。例えば、下から上へ、自由層部分220、222および252は、CoFeB/NiFe/CoFeB、CoFeB、CoFe/CoFeB、NiFe/CoFeB、または、CoFe/NiFe/CoFeBを含んでいてもよい。特定の実施形態では、自由層202に接する導電層210および書き込みビット線端子208は、Ta、Ru、Cu、Mg、Al、Ti、Au、またはそれらの任意のコンビネーションのような、導体材料を含んでいる。特定の実施形態では、自由層部分220、222および252の形状、サイズおよび材料組成は、互いとは異なることができる。別の実施形態では、自由層202は、自由層部分220、222および252のうちの1つまたは2つのみを含んでもよい。] [0022] 第1の中間層224は、自由層202と第1の基準層204との間に位置する。特定の実施形態では、書き込み電流を増加させるために、第1の基準層204と結合する自由層202は、非常に薄いMgOバリアを備えた、膜面に垂直に電流を流す(CPP)巨大磁気抵抗効果(GMR)またはトンネル磁気抵抗効果(TMR)構造のいずれかになりえる。特定の実施形態では、第1の中間層224は、MgOまたはAlOxのような、酸化トンネルバリアを含んでいる。別の実施形態では、第1の中間層224は、Ru、Cu、またはCrのような、導電層を含んでいる。] [0023] 特定の実施形態では、第1の基準層204は、CoFeB層226、Ru層228およびCoFe層230で形成されたシンセティック反強磁性(SAF)構造を含んでいる。SAF構造の磁場の方向は、反強磁性(AFM)層232によって固定される。AFM層232は、ボトムコンダクタ212につながれる。他の実施形態では、AFM層232は、シード層または基板層につながれてもよい。] [0024] 特定の実施形態では、ビット線読み出しコンダクタ240は、装置200のキャッピング層としてさらに機能するトップコンダクタである。特定の実施形態では、ビット線読み出しコンダクタ240は、主として、Ru、Ta、Cu、Auまたはそれらの任意のコンビネーションのような導体材料を含める。第2の基準層206は、ビット線読み出しコンダクタ240につながれたAFM層242を含んでいる。AFM層242は、特定の実施形態中で、CoFe層244、Ru層246およびCoFeB層248を含んでいる第2のSAF構造の磁場方向を固定する。第1の基準層204の固定された磁場は、第2の基準層206の固定された磁場と平行である。] [0025] 第2の中間層250は、第2の基準層206と自由層202との間に位置する。特定の実施形態では、第2の中間層250は、データ読み出しパスに沿ったTMRを提供するMgOまたはAlOxの層である。第2の中間層250を横断する抵抗は、第2の中間層250の膜厚の増加につれて増加してもよい。特定の実施形態では、第2の中間層250は、第1の中間層224より非常に厚くてもよい。] [0026] 図3を参照して、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置の第3の実例となる実施形態のブロック図は、表され、一般に300と示される。特定の実施形態では、装置300は、STT−MRAMビットセルに含まれていてもよい。特定の実施形態では、装置300は、図1の中で例証された装置100と同様に本質的に動作する。自由層302は、第1の基準層304および第2の基準層306とのに間に挟まれ、磁気的に結合される。電流パスと抵抗のような装置300のプロパティは、第1の基準層304および第2の基準層306ではなく、自由層302のエリアによって主として決定される。したがって、第1の基準層304、第2の基準層306および自由層302の形状およびサイズは、設計と製造の必要条件によって調節されてもよい。図3の中で例証されるように、第1の基準層304は、装置300の幅以上、実質的に伸びてもよい。] 図1 図3 [0027] 書き込みビット線端子308は、自由層302に接する導電層310につながれる。ボトムコンダクタ312は、第1の基準層304につながれ、スイッチ314につながれる。スイッチ314は、ワード線制御信号316およびソース線制御信号318のような、1つ以上の制御信号を受け取るために連結される。データ書き込みパスは、書き込みビット線端子308、導電層310、自由層302、第1の基準層304、ボトムコンダクタ312、およびスイッチ314を含んでいる。データ読み出しパスは、ビット線読み出しコンダクタ340、第2の基準層306、自由層302、第1の基準層304、ボトムコンダクタ312およびスイッチ314を含んでいる。] [0028] 自由層302は、データ書き込みパスおよびデータ読み出しパスの両方中の少なくとも2つの自由層部分320および322を含んでいる。自由層302は、さらにデータ読み出しパスに自由層部分352を含んでいる。自由層部分320、322および352中の材料は、隣接層の材料に依存してもよい。例えば、下から上へ、自由層部分320、322および352は、CoFeB/NiFe/CoFeB、CoFeB、CoFe/CoFeB、NiFe/CoFeB、またはCoFe/NiFe/CoFeBを含んでいてもよい。特定の実施形態では、自由層302および書き込みビット線端子308に接する導電層310は、Ta、Ru、Cu、Mg、Al、Ti、Auまたはそれらの任意のコンビネーションのような導体材料を使用して形成される。] [0029] 第1の中間層324は、自由層302と第1の基準層304との間に位置する。特定の実施形態では、書き込み電流を増加させるために、第1の基準層304と接続する自由層302は、非常に薄いMgO障壁を備えた、膜面に垂直に電流を流す(CPP)巨大磁気抵抗効果(GMR)またはトンネル磁気抵抗効果(TMR)構造のいずれかになりえる。特定の実施形態では、第1の中間層324は、MgOまたはAlOxのような、酸化トンネルバリアを含んでいる。別の実施形態では、第1の中間層324は、Ru、CuまたはCrのような、導電層を含んでいる。] [0030] 特定の実施形態では、第1の基準層304は、CoFeB層326、Ru層328およびCoFe層330で形成されたシンセティック反強磁性(SAF)構造を含んでいる。SAFの磁場の方向は反強磁性(AFM)層332によって固定される。AFM層332は、ボトムコンダクタ312につながれる。他の実施形態では、AFM層332は、シード層または基板層につながれてもよい。] [0031] 特定の実施形態では、ビット線読み出しコンダクタ340は、装置300のキャッピング層として機能するトップコンダクタである。特定の実施形態では、ビット線読み出しコンダクタ340は、主としてRu、Ta、Cu、Au、Tiまたはそれらの任意のコンビネーションのような、導体材料を含める。第2の基準層306は、ビット線読み出しコンダクタ340につながれたAFM層342を含んでいる。特定の実施形態では、AFM層342は、CoFe層344、Ru層346およびCoFeB層348が形成された第2のSAF構造の磁気モーメント方向を固定する。第1の基準層304の固定された磁気モーメントは、第2の基準層306の固定された磁気モーメントと平行である。] [0032] 第2の中間層350は、第2の基準層306と自由層302との間に位置する。特定の実施形態では、第2の中間層350は、データ読み出しパスに沿ったTMRを提供するMgOまたはAlOxの層である。第2の中間層350を横断する抵抗は、第2の中間層350の膜厚の増加につれて増加してもよい。特定の実施形態では、第2の中間層350は、第1の中間層324より非常に厚くてもよい。] [0033] 図4を参照して、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置の第4の実例となる実施形態のブロック図は、表され、一般に400で示される。特定の実施形態では、装置400は、STT−MRAMビットセルに含まれていてもよい。特定の実施形態では、装置400は、図1の中で例証された装置100、図2の中で例証された装置200または図3の中で例証された装置300と本質的に同様に動作する。自由層402は、第1の基準層404および第2の基準層406の間に挟まれ、磁気的に結合される。] 図1 図2 図3 図4 [0034] 書き込みビット線端子408は、自由層402に接する導電層410につながれる。ボトムコンダクタ412は、第1の基準層404につながれ、スイッチ414につながれる。スイッチ414は、ワード線制御信号416およびソース線制御信号418のような、1つ以上の制御信号を受け取るために連結される。データ書き込みパスは、書き込みビット線端子408、導電層410、自由層402、第1の基準層404、ボトムコンダクタ412およびスイッチ414を含んでいる。データ読み出しパスは、ビット線読み出しコンダクタ440、第2の基準層406、自由層402、第1の基準層404、ボトムコンダクタ412およびスイッチ414を含んでいる。] [0035] 第1の中間層424は、自由層402と第1の基準層404との間に位置する。第1の基準層404は、合成反強磁性(SAF)構造425および反強磁性(AFM)層432を含んでいる。AFM層432は、SAF構造425中の磁気モーメントの方向を固定する。AFM層432は、ボトムコンダクタ412につながれる。] [0036] 特定の実施形態では、ビット線読み出しコンダクタ440は、装置400のキャッピング層として機能するトップコンダクタである。データ読み出しパスは、第2の基準層406につながれた、ビット線読み出しコンダクタ440を含んでいる。第2の基準層406は、SAF層443の磁気モーメント方向を固定する第2のAFM構造442を含んでいる。第1の基準層404の固定された磁気モーメントは、第2の基準層406の固定された磁気モーメントと平行である。第2の中間層450は、第2の基準層406につながれる。] [0037] 特定の実施形態では、薄層460は、第2の中間層450と自由層402との間に挟まれる。特定の実施形態では、薄層460は、書き込み電流パス内にではなく、読み出し電流パス内にある。特定の実施形態では、薄層460は、Mgから主としてできている薄層である。他の実施形態では、装置400は、薄層460を含んでいなくてもよい。] [0038] 図5を参照して、共通ビット線を共有する個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた2つの磁気トンネル接合(MTJ)装置を含むシステムの特定の実例となる実施形態のブロック図を、表し、一般に500で示される。システム500は、第1のMTJ装置502および第2のMTJ装置504を含んでいる。第1のMTJ装置502は、データ書き込みパス508から離れているデータ読み出しパス506を含んでいる。第2のMTJ装置504は、データ書き込みパス512から離れているデータ読み出しパス510を含んでいる。] 図5 [0039] 第1のMTJ装置502は、第1の基準層516、第1の中間層518、第1の自由層520、第2の中間層522および第2の基準層524を含んでいる。スイッチ526は、ソース端子530に第2の基準層524を選択的につなぐために、制御信号528に反応する。データ読み出しパス506は、第1の基準層516、第1の中間層518、自由層520、第2の中間層522、第2の基準層524、スイッチ526およびソース端子530につながれたビット線514を含んでいる。データ書き込みパス508は、自由層520、第2の中間層522、第2の基準層524、スイッチ526およびソース端子530につながれた共通ビット線532を含んでいる。] [0040] 特定の実施形態では、基準層516および524は、固定された平行磁気モーメントをそれぞれ含んでいる。中間層518および522は、トンネルバリア層を含んでいてもよい。自由層520は、基準層516および524の磁気モーメントと平行または反平行になるようにプログラムされてもよい磁気モーメントを含んでいる。自由層520の磁気モーメントの方向は、第1のMTJ装置502の抵抗を決定し、第1のMTJ装置502で格納されたデータ値を示す。] [0041] 第2のMTJ装置504は、第1の基準層536、第1の中間層538、第1の自由層540、第2の中間層542および第2の基準層544を含んでいる。スイッチ546は、ソース端子550に第2の基準層544を選択的につなぐ制御信号548に反応する。データ読み出しパス510は、第1の基準層536、第1の中間層538、自由層540、第2の中間層542、第2の基準層544、スイッチ546およびソース端子550につながれた共通ビット線532を含んでいる。データ書き込みパス512は、自由層540、第2の中間層542、第2の基準層544、スイッチ546およびソース端子550につながれたビット線552を含んでいる。] [0042] 特定の実施形態では、基準層536および544は、固定された平行磁気モーメントをそれぞれ含んでいる。中間層538および542は、トンネルバリア層を含んでいてもよい。自由層540は、基準層536および544の磁気モーメントと平行または反平行になるようにプログラムされてもよい磁気モーメントを含んでいる。自由層540の磁気モーメントの方向は、第2のMTJ装置504の抵抗を決定し、第2のMTJ装置504で格納されたデータ値を示す。] [0043] 動作中に、共通ビット線532は、第2のMTJ装置504のデータ読み出し動作、第1のMTJ装置502のデータ書き込み動作または両方に使用されてもよい。信号が共通ビット線532上で提供される場合、制御信号528および548は、第1のMTJ装置502用のデータ書き込みパス508がイネーブルになるか、第2のMTJ装置504用のデータ読み出しパス510がイネーブルになるか、または両方について判断する。したがって、第1のMTJ装置502および第2のMTJ装置504がMTJ装置のアレイの一部である場合、ビット線の数は減少されてもよい。] [0044] 図6を参照して、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第1の実例となる実施形態のブロック図を、表し、一般に600で示される。システム600は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)メモリセルのアレイ604につながれたメモリ管理ロジック回路602を含んでいる。代表的なセル608のようなMRAMメモリセルのアレイ604のそれぞれは、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを使用して動作するように構成される。] 図6 [0045] メモリ管理ロジック回路602は、1組のワード線606によってアレイ604の特定のロウを選択するために連結される。メモリ管理ロジック回路602は、読み出しビット線610、620、630を経由して読み出すためにおよび書き込みビット線612、622、632を経由して書き込むために、アレイ604の特定のカラムを選択するために連結される。ソース線614、624、634は、アレイ604の選択されたセルからメモリ管理ロジック回路602にリターン電流パスを供給する。1つ以上のデータ読み出しポートは、第1のデータ読み出しポート650および第2のデータ読み出しポート652(それらはメモリ管理ロジック回路602によってアレイ604につながれる)のようなアレイ604につながれてもよい。] [0046] 特定の実施形態では、MRAMメモリセルのアレイ604は、図1〜4の中で例証されたような磁気トンネル接合(MTJ)装置を含んでいてもよい。MTJ装置は、読み出しビット線につながれた第1の基準層と、書き込みビット線につながれた自由層とを、それぞれ含んでいてもよい。例えば、代表的なセル608は、読み出しビット線610につながれた第1の基準層と書き込みビット線612につながれた自由層とを有するMTJ構造を含んでいてもよい。第2の基準層は、ワード線606のそれぞれの1つに反応するゲート端子を有する、トランジスタのようなスイッチにつながれてもよい。] 図1 図2 図3 図4 [0047] 代表的なセル608のデータ読み出しパスは、読み出しビット線610、第1の基準層、第1の基準層と自由層との間の第1のトンネルバリア、自由層、自由層と第2の基準層との間の第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線614を含んでいてもよい。これに対して、代表的なセル608のデータ書き込みパスは、書き込みビット線612、自由層、第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線614を含んでいてもよい。データ読み出しパスの抵抗は、データ読み出しパス中の追加の基準層およびトンネル層のうち少なくとも一部分が原因で、データ書き込みパスの抵抗より高くてもよい。] [0048] 動作中に、メモリ管理ロジック回路602は、アレイ604の選択されたセルにアクセスするために、ワード線606を活性化し、かつ読み出しビット線610、620、630または書き込みビット線612、622、632を選択的に活性化するように構成されてもよい。信号は、選択ビット線に適用されてもよい。また、選択されたセルに格納されたデータ値を決定するために、結果出力は基準と比較されてもよい。例えば、メモリ管理ロジック回路602は、読み出し線610とソース線614との間の電圧を加えることにより、代表的なセル608で読み出し動作を行なってもよい。読み出し線610またはソース線614を通って生じる電流は、電流センスアンプによってのように参照電流と比較されてもよい。別の例として、電流は、読み出し線610に適用されてもよい。また、読み出し線610とソース線614との間に生じる電圧は、電圧センスアンプによってのように基準電圧と比較されてもよい。読み出し動作から決定されたデータ値は、第1のデータ読み出しポート650または第2のデータ読み出しポート652経由で提供されてもよい。 図7を参照して、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第2の実例となる実施形態のブロック図を、表し、一般に700で示される。システム700は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)メモリセルのアレイ704につながれたメモリ管理ロジック回路702を含んでいる。代表的なセル708のようなMRAMメモリセルのアレイ704のそれぞれは、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを使用して動作するように構成される。] 図7 [0049] メモリ管理ロジック回路702は、1組のワード線706によってアレイ704の特定のロウを選択するために連結される。メモリ管理ロジック回路702は、読み出しビット線710、720、730を経由して読み出すためにおよび書き込みビット線712、722、732を経由して書き込むために、アレイ704の特定のカラムを選択するために連結される。ソース線714、724、734は、アレイ704の選択されたセルからメモリ管理ロジック回路702にリターン電流パスを供給する。アレイ704の各ロウのメモリセルは、ソース線714、724、または734のそれぞれを共有する。1つ以上のデータ読み出しポートは、第1のデータ読み出しポート750および第2のデータ読み出しポート752(それらはメモリ管理ロジック回路702によってアレイ704につながれる)のようなアレイ704につながれてもよい。] [0050] 特定の実施形態では、MRAMメモリセルのアレイ704は、図1〜4の中で例証されたような磁気トンネル接合(MTJ)装置を含んでいてもよい。MTJ装置は、読み出しビット線につながれた第1の基準層と書き込みビット線につながれた自由層とをそれぞれ含んでいてもよい。例えば、代表的なセル708は、読み出しビット線710につながれた第1の基準層と書き込みビット線712につながれた自由層とを有するMTJ構造を含んでいてもよい。第2の基準層は、ワード線706のそれぞれの1つに反応するゲート端子を有する、トランジスタのようなスイッチにつながれてもよい。] 図1 図2 図3 図4 [0051] 代表的なセル708のデータ読み出しパスは、読み出しビット線710、第1の基準層、第1の基準層と自由層との間の第1のトンネルバリア、自由層、自由層と第2の基準層との間の第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線714を含んでいてもよい。これに対して、代表的なセル708のデータ書き込みパスは、書き込みビット線712、自由層、第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線714を含んでいてもよい。データ読み出しパスの抵抗は、データ読み出しパス中の追加の基準層およびトンネル層のうち少なくとも一部分が原因で、データ書き込みパスの抵抗より高くてもよい。] [0052] 動作中に、メモリ管理ロジック回路702は、アレイ704の選択されたセルにアクセスするために、ワード線706を活性化し、かつ読み出しビット線710、720、730または書き込みビット線712、722、732を選択的に活性化するように構成されてもよい。信号は、選択ビット線に適用されてもよい。また、選択されたセルに格納されたデータ値を決定するために、結果出力は基準と比較されてもよい。例えば、メモリ管理ロジック回路702は、読み出し線710とソース線714との間の電圧を加えることにより、代表的なセル708で読み出し動作を行なってもよい。読み出し線710またはソース線714を通って生じる電流は、電流センスアンプによってのように参照電流と比較されてもよい。別の例として、電流は、読み出し線710に適用されてもよい。また、読み出し線710とソース線714との間の生じる電圧は、電圧センスアンプによってのように基準電圧と比較されてもよい。読み出し動作から決定されたデータ値は、第1のデータ読み出しポート750または第2のデータ読み出しポート752を経由して提供されてもよい。] [0053] 図8を参照して、共通ビット線を共有する個別の読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第1の実例となる実施形態のブロック図を、表し、一般に800で示される。システム800は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)メモリセルのアレイ804につながれたメモリ管理ロジック回路802を含んでいる。第1の代表的なセル808および第2の代表的なセル809のようなMRAMメモリセルのアレイ804のそれぞれは、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを使用して動作するように、かつ共通ビット線を共有するように構成される。 メモリ管理ロジック回路802は、1組のワード線806によってアレイ804の特定のロウを選択するために連結される。メモリ管理ロジック回路802は、ビット線810、820、830によって読み出しおよび書き込みをするために、アレイ804の特定のカラムを選択するために連結される。ソース線814、824、834は、アレイ804の選択されたセルからメモリ管理ロジック回路802にリターン電流パスを供給する。] 図8 [0054] 特定の実施形態では、MRAMメモリセルのアレイ804は、図1〜5の中で例証されたような磁気トンネル接合(MTJ)装置を含んでいてもよい。MTJ装置は、読み出しビット線につながれた第1の基準層と書き込みビット線につながれた自由層とをそれぞれ含んでいてもよい。例えば、代表的なセル808は、ビット線810につながれた第1の基準層とビット線820につながれた自由層とを有するMTJ構造を含んでいてもよい。第2の基準層は、ワード線806のそれぞれの1つに反応するゲート端子を有する、トランジスタのようなスイッチにつながれてもよい。] 図1 図2 図3 図4 図5 [0055] 第1の代表的なセル808のデータ読み出しパスは、ビット線810、第1の基準層、第1の基準層と自由層との間の第1のトンネルバリア、自由層、自由層と第2の基準層との間の第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線814を含んでいてもよい。これに対して、代表的なセル808のデータ書き込みパスは、ビット線820、自由層、第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線814を含んでいてもよい。データ読み出しパスの抵抗は、データ読み出しパス中の追加の基準層およびトンネル層による少なくとも一部分が原因で、データ書き込みパスの抵抗より高くてもよい。] [0056] 第2の代表的なセル809のデータ読み出しパスは、第1の代表的なセル808のデータ書き込みパスと共有されるビット線820を含んでいてもよい。第2の代表的なセル809のデータ読み出しパスは、さらに第1の基準層、第1の基準層と自由層との間の第1のトンネルバリア、自由層、自由層と第2の基準層との間の第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線824を含んでいてもよい。第2の代表的なセル809のデータ書き込みパスは、ビット線830、自由層、第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線824を含んでいてもよい。データ読み出しパスの抵抗は、データ読み出しパス中の追加の基準層およびトンネル層による少なくとも一部分が原因で、データ書き込みパスの抵抗より高くてもよい。] [0057] 動作中に、メモリ管理ロジック回路802は、アレイ804の選択されたセルにアクセスするために、ビット線810、820、830を活性化し、そして読み出しワード線または書き込みワード線を選択的に活性化するように構成されてもよい。例えば、メモリ管理ロジック回路802は、第1の代表的なセル808に書き込むために、共通ビット線820を活性化し、第1の代表的なセル808につながれた第1のワード線816を活性化してもよい。さらに、メモリ管理ロジック802は、第2の代表的なセル809から読み出すために、共通ビット線820を活性化し、第2の代表的なセル809につながれた第2のワード線818を活性化してもよい。さらに、共通ビット線820を共有する隣接セル808および809が、個別のソース線814および824につながれるので、書き込みおよび読み出し動作は、共通ビット線820を使用してセル808および809で同時に実行されてもよい。したがって、読み出し動作、書き込み動作または両方は、隣接セルによって共有される同じビット線を使用して行なわれてもよい。] [0058] 図9を参照して、共通ビット線を共有する個別の読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第2の実例となる実施形態のブロック図を、表し、一般に900で示される。システム900は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)メモリセルのアレイ904につながれたメモリ管理ロジック回路902を含んでいる。第1の代表的なセル908および第2の代表的なセル909のようなMRAMメモリセルのアレイ904のそれぞれは、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを使用して動作し、かつ共通ビット線を共有するように構成される。] 図9 [0059] メモリ管理ロジック回路902は、1組のワード線906によってアレイ904の特定のロウを選択するために連結される。メモリ管理ロジック回路902は、ビット線910、920、930によって読み出しおよび書き込みをするために、アレイ904の特定のカラムを選択するために連結される。ソース線914、924、934は、アレイ904の選択されたセルからメモリ管理ロジック回路902にリターン電流パスを供給する。] [0060] 特定の実施形態では、MRAMメモリセルのアレイ904は、図1〜5の中で例証されたような磁気トンネル接合(MTJ)装置を含んでいてもよい。MTJ装置は、読み出しビット線につながれた第1の基準層と書き込みビット線につながれた自由層とをそれぞれ含んでいてもよい。例えば、代表的なセル908は、ビット線910につながれた第1の基準層とビット線920につながれた自由層とを有するMTJ構造を含んでいてもよい。第2の基準層は、ワード線906のそれぞれの1つに反応するゲート端子を有する、トランジスタのようなスイッチにつながれてもよい。] 図1 図2 図3 図4 図5 [0061] 第1の代表的なセル908のデータ読み出しパスは、ビット線910、第1の基準層、第1の基準層と自由層との間の第1のトンネルバリア、自由層、自由層と第2の基準層との間の第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線914を含んでいてもよい。これに対し、代表的なセル908のデータ書き込みパスは、ビット線920、自由層、第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線914を含んでいてもよい。データ読み出しパスの抵抗は、データ読み出しパス中の追加の基準層およびトンネル層による少なくとも一部分が原因で、データ書き込みパスの抵抗より高くてもよい。] [0062] 第2の代表的なセル909のデータ読み出しパスは、第1の代表的なセル908のデータ書き込みパスと共有されるビット線920を含んでいてもよい。第2の代表的なセル909のデータ読み出しパスは、さらに第1の基準層、第1の基準層と自由層との間の第1のトンネルバリア、自由層、自由層と第2の基準層との間の第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線924を含んでいてもよい。第2の代表的なセル909のデータ書き込みパスは、ビット線930、自由層、第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線924を含んでいてもよい。データ読み出しパスの抵抗は、データ読み出しパス中の追加の基準層およびトンネル層による少なくとも一部分が原因で、データ書き込みパスの抵抗より高くてもよい。] [0063] 動作中に、メモリ管理ロジック回路902は、読み出しおよび書き込み動作のためのアレイ904のセルを選択的に活性化するために、ビット線910、920、930、ワード線906、ソース線914、924、934を活性化するように構成されてもよい。例えば、メモリ管理ロジック回路902は、共通ビット線920を活性化し、第1の代表的なセル908および第2の代表的なセル909につながれた第1のワード線916を活性化してもよい。メモリ管理ロジック回路902は、第1の代表的なセル908で書き込み動作を行なうためのソース線914または第2の代表的なセル909で読み出し動作を行なうためのソース線924を活性化してもよい。] [0064] 図10を参照して、共通ビット線を共有する個別の読み出しおよび書き込みパスを備えた磁気トンネル接合(MTJ)装置のアレイを含むシステムの第3の実例となる実施形態のブロック図を、表し、一般に1000で示される。システム1000は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)メモリセルのアレイ1004につながれたメモリ管理ロジック回路1002を含んでいる。第1の代表的なセル1008および第2の代表的なセル1009のようなMRAMメモリセルのアレイ1004のそれぞれは、個別のデータ読み出しおよび書き込みパスを使用して動作し、かつ共通ビット線を共有するように構成される。] 図10 [0065] メモリ管理ロジック回路1002は、1組のワード線1014、1024、1034によってアレイ1004の特定のカラムを選択するために連結される。メモリ管理ロジック回路1002は、ソース線1040および1042によってアレイ1004の特定のロウを選択するために連結される。メモリ管理ロジック回路1002は、アレイ1004の選択されたセルで読み出し動作または書き込み動作を決定するために、ビット線(-bBit lines)1010、1020、1030を選択するために連結される。] [0066] 特定の実施形態では、MRAMメモリセルのアレイ1004は、図1〜5の中で例証されたような磁気トンネル接合(MTJ)装置を含んでいてもよい。MTJ装置は、読み出しビット線につながれた第1の基準層と書き込みビット線につながれた自由層とをそれぞれ含んでいてもよい。例えば、代表的なセル1008は、ビット線1010につながれた第1の基準層とビット線1020につながれた自由層とを有するMTJ構造を含んでいてもよい。第2の基準層は、ワード線1014に反応するゲート端子を有する、トランジスタのようなスイッチにつながれてもよい。] 図1 図2 図3 図4 図5 [0067] 第1の代表的なセル1008のデータ読み出しパスは、ビット線1010、第1の基準層、第1の基準層と自由層との間の第1のトンネルバリア、自由層、自由層と第2の基準層との間の第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線1040を含んでいてもよい。これに対して、代表的なセル1008のデータ書き込みパスは、ビット線1020、自由層、第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線1040を含んでいてもよい。データ読み出しパスの抵抗は、データ読み出しパス中の追加の基準層およびトンネル層による少なくとも一部分が原因で、データ書き込みパスの抵抗より高くてもよい。] [0068] 第2の代表的なセル1009のデータ読み出しパスは、第1の代表的なセル1008のデータ書き込みパスと共有されるビット線1020を含んでいてもよい。第2の代表的なセル1009のデータ読み出しパスは、さらに第1の基準層、第1の基準層と自由層との間の第1のトンネルバリア、自由層、自由層と第2の基準層との間の第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線1040を含んでいてもよい。第2の代表的なセル1009のデータ書き込みパスは、ビット線1030、自由層、第2のトンネルバリア、第2の基準層、スイッチおよびソース線1040を含んでいてもよい。データ読み出しパスの抵抗は、データ読み出しパス中の追加の基準層およびトンネル層による少なくとも一部分が原因で、データ書き込みパスの抵抗より高くてもよい。] [0069] 動作中に、メモリ管理ロジック回路1002は、読み出しまたは書き込み動作のためにアレイ1004のセルを選択的に活性化するために、ビット線1010、1020、1030、ワード線1014、1024、1034、ソース線1040、1042を活性化するように構成されてもよい。例えば、メモリ管理ロジック回路1002は、第1の代表的なセル1008に書き込むために、共通ビット線1020、ワード線1014およびソース線1040を活性化してもよい。活性化された共通ビット線1020およびソース線1040で、メモリ管理ロジック102は、第2の代表的なセル1009から読み出すために、ワード線1014を非活性化し、ワード線1024を活性化してもよい。図10中で例証された実施形態中で、ワード線1014、1024、1034のそれぞれは、アレイ1004のそれぞれのカラムを指定し、ソース線1040および1042のそれぞれは、アレイ1004のそれぞれの行を指定するが、ここに使用されるように、他の開示された実施形態との一貫性を保つために、用語「ソース線」はスイッチのスイッチング端子(例え、電界効果トランジスタのソース端子)につながれた線を指定するために使用され、「ワード線」は、スイッチの制御端子(例えば、電界効果トランジスタのゲート)につながれた線を指定するために使用される。] 図10 [0070] 図11を参照して、磁気トンネル接合(MTJ)装置を動作する方法の特定の実例となる実施形態の流れ図が描かれる。1102で、書き込み動作は、MTJ装置の自由層でデータ値を格納するために、磁気トンネル接合(MTJ)装置につながれたデータ書き込みパスに電流を流すことにより行なわれる。MTJ装置は、個別のデータ読み出しパスにつながれる。特定の実施形態では、データ書き込みパスは、データ読み出しパスより低い抵抗を有している。実例となる実施形態では、データ書き込みパスは、1つの基準層を含んでいる。また、データ読み出しパスは、2つの基準層を含んでいる。特定の実施形態では、MTJ装置は、図6〜10の中で例証されたようなメモリ管理ロジック回路によって制御されたMTJ装置のアレイ内にあってもよい。] 図10 図11 図6 図7 図8 図9 [0071] 1104まで進んで、読み出し動作は、データ値を読み出すために、磁気トンネル接合(MTJ)装置につながれたデータ読み出しパスに電流を流すことにより行なわれる。MTJ装置は、個別のデータ書き込みパスにつながれる。特定の実施形態では、読み出しおよび書き込み動作は、個別のMTJ装置で同時に行なわれてもよい。特定の実施形態では、読み出しおよび書き込み動作は、同じMTJ装置で連続的に行なわれてもよい。特定の実施形態では、MTJ装置は、データ値を格納するために自由層を含んでおり、自由層に磁気的に結合された基準層を含んでいる。また、データ読み出しパスは、第2の基準層を含んでいる。特定の実施形態では、MTJ装置は、図1の中で例証されたMTJコンポーネント106および108のように、互いに磁気的に結合された2つのMTJ構造を含んでいる。 図12を参照して、磁気トンネル接合(MTJ)装置の製造方法の特定の実例となる実施形態の流れ図が描かれる。特定の実施形態では、方法は、図1〜4の中で例証されたような個別の読み出しおよび書き込みパスを有するMTJ装置を製造するために使用されてもよい。1202で、フィルム層は、第1のMTJ構造を形成するために基板上に堆積される。図13の中で描かれる例1300は、実例であって限定されず、反強磁性(AFM)層1302、シンセティック反強磁性(SAF)層1304、中間層1306および自由層1308を含んでいる。例えば、SAF層1304は、CoFe/Ru/CoFeBサブレイヤを含んでいてもよい。中間層1306は、MgOまたはAlOxのようなトンネルバリア層、または、CuまたはRuのような導電層でもよい。自由層1308は、説明において、制限しない例として、CoFeB/NiFe/CoFeB、CoFeB、CoFe/CoFeB、NiFe/CoFeB、またはCoFe/NiFe/CoFeBサブレイヤを含んでいてもよい。] 図1 図12 図13 図2 図3 図4 [0072] 1204まで進んで、特定の実施形態では、ボトム基準電極はパターン化される。パターン化されたボトム電極1400の実例であって限定されない例は、図14の中で描かれる。パターン化されたボトム電極1400は、パターン化されたAFM層1402、パターン化されたSAF層1404、パターン化されたトンネルバリア層1406およびパターン化された自由層1408を含んでいる。] 図14 [0073] 1206まで進んで、特定の実施形態では、ボトム基準電極のパターニング中に第1のMTJ構造で作られるボイドは、窒化シリコンのような誘電材料で満たされる。実例であって限定されない例1500は、図15の中で描かれ、SiNxまたは他の誘電材料1510および1512がボトム電極のパターニング中に作られたボイドを満たすことを例証する。] 図15 [0074] 1208まで進んで、特定の実施形態では、第1のMTJ構造の自由層は、パターン化される。実例であって限定されない例1600は、図16の中で描かれ、フォトレジスト1616の塗布およびエッチング工程の後に自由層1614がパターン化されることを例証する。] 図16 [0075] 1210まで進んで、第1のMTJ構造の自由層につながれる導電層は、堆積される。特定の実施形態では、導電層は、自由層の少なくとも1つの壁に接する。実例であって限定されない例1700は、図17の中で描かれ、MTJ構造のパターン化された自由層に接する導電層1718が堆積されることを例証する。説明の例として、導電層1718は、Cu、Ru、Ta、Mg、Al、他の導体材料またはそれらの任意のコンビネーションでもよい。] 図17 [0076] 1212まで進んで、特定の実施形態では、実質的に平面的なトップ部は形成される。例えば、実質的に平面的なトップ部の形成は、自由層をパターニングする間に堆積されたフォトレジストを削除することを含んでいてもよい。実例であって限定されない例1800は、図18の中で描かれ、実質的に平面的なトップ部1802を例証する。] 図18 [0077] 1214まで進んで、フィルム層の第2のセットは、第1のMTJ構造上に第2のMTJ構造を形成するために堆積される。実例であって限定されない例1900は、図19の中で描かれ、自由層部分1920、トンネルバリア層1922、SAF層1924、AFM層1926およびトップ導電層1928を例証する。実例となる例として、自由層部分1920は、図13の中で例証されたサブレイヤ1308の1つ以上を含んでいてもよい。他の実施形態として、フィルム層のセットは、自由層部分1920を含んでいなくてもよい。トンネルバリア層1922は、装置の読み出し抵抗を増加させるために、厚いMgOまたはAlOx層を含んでいてもよい。SAF層1924は、CoFe/Ru/CoFeBサブレイヤを含んでいてもよい。トップ導電層1928は、Cu、Ru、Ta、Mg、Al、他の導体材料またはそれらの任意のコンビネーションを含んでいてもよい。特定の実施形態では、読み出し線は第2のMTJ構造につながれる。また、書き込み線は導電層につながれる。] 図13 図19 [0078] 図20は、複数の磁気トンネル接合(MTJ)セルを含んでいるメモリ装置を含む通信装置2000のブロック図である。通信装置2000は、MTJセルのメモリアレイ2032およびMTJセルのキャッシュメモリ2064を含んでいる。それらは、デジタル信号プロセッサ(DSP)2010のようなプロセッサにつながれる。通信装置2000は、さらにDSP2010につながれる磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)装置2066を含んでいる。具体例では、MTJセルのメモリアレイ2032、MTJセルのキャッシュメモリ2064およびMRAM装置2066は、多数のMTJセルを含んでいる。ここで、図1〜16に関して記述されるように、各MTJセルは、個別の読み出しおよび書き込みパスを含む。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図2 図20 [0079] 図20は、さらにデジタル信号プロセッサ2010およびディスプレイ2028につながれるディスプレイコントローラ2026を示す。コーダ/デコーダ(CODEC)2034も、デジタル信号プロセッサ2010につなぐことができる。スピーカ2036およびマイクロホン2038は、CODEC2034につなぐことができる。] 図20 [0080] 図20は、無線コントローラ2040をデジタル信号プロセッサ2010および無線アンテナ2042につなぐことができることをさらに示す。特定の実施形態では、入力装置2030および電源2044は、オンチップ・システム2022につながれる。さらに、図20の中で例証されるように、特定の実施形態中で、ディスプレイ2028、入力装置2030、スピーカ2036、マイクロホン2038、無線アンテナ2042および電源2044は、オンチップ・システム2022の外部にある。しかしながら、各々は、インターフェースまたはコントローラのようなオンチップ・システム2022のコンポーネントにつなぐことができる。] 図20 [0081] 当業者は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたは両方のコンビネーションとして、ここに開示された実施形態に関して記述された、様々な実例となる論理ブロック、コンフィギュレーション、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップがインプリメントされてもよいことをさらに認識するだろう。明白にハードウェアとソフトウェアのこの互換性を例証するために、様々な実例となるコンポーネント、ブロック、コンフィギュレーション、モジュール、回路およびステップは、それらの機能性の点から一般に上記であると説明された。総合体系に課された特定のアプリケーションおよび設計制約に依存したハードウェアまたはソフトウェアとして、そのような機能であろうとなかろうとインプリメントされる。熟練した職人は、各特定のアプリケーションの方法を変える際に記述された機能性をインプリメントしてもよい。しかし、そのようなインプリメンテーション決定は、現在の開示の範囲から逸脱すると解釈されるべきでない。] [0082] ここに開示された実施形態に関して記述された方法またはアルゴリズムのステップは、プロセッサによって実行されたハードウェア、ソフトウェア・モジュール、または2つのコンビネーションで直接具体化されてもよい。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、PROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMまたは技術中で既知の記憶メディアの他の形式で備えてもよい。典型的な記憶メディアは、プロセッサにつながれる。そのようなプロセッサは、記憶メディアから情報を読み出し、そして、情報を書き込むことができる。代案では、記憶メディアは、プロセッサに不可欠かもしれない。プロセッサと記憶メディアは、ASICに存在してもよい。ASICは、コンピュータデバイスまたはユーザ端末に存在してもよい。代案では、プロセッサと記憶メディアは、コンピュータデバイスまたはユーザ端末中の個別部品として存在してもよい。] [0083] 開示された実施形態の前の記述は、開示された実施形態をどんな当業者も作るか使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態の様々な変更は、当業者に容易に明白になる。また、ここに定義された一般的な法則は、開示の精神または範囲から外れずに、他の実施形態に適用されてもよい。したがって、現在の開示は、ここに開示された実施形態に限定されることは意図されず、次の請求項によって定義されるような法則と新しい特徴と一致して、可能な限り広い範囲を与えられることになっている。]
权利要求:
請求項1 磁気トンネル接合(MTJ)構造と、前記MTJ構造につながれた読み出しパスと、前記MTJ構造につながれた書き込みパスと、前記書き込みパスは前記読み出しパスから離れている、を具備する装置。 請求項2 請求項1の装置であって、前記MTJ構造は、前記読み出しパスおよび前記書き込みパスの第1の基準層と、前記書き込みパスの第2の基準層と、を具備する。 請求項3 請求項1の装置であって、前記読み出しパスは、前記書き込みパスより高い抵抗を有する。 請求項4 請求項1の装置であって、前記MTJ構造は、前記読み出しパスおよび前記書き込みパスの第1のトンネルバリアと、前記読み出しパスの第2のトンネルバリアと、を具備する。 請求項5 請求項4の装置であって、前記第1のトンネルバリアは、前記第2のトンネルバリアより低い抵抗を有する。 請求項6 請求項1の装置であって、前記MTJ構造は、第2のMTJコンポーネントにつながれた第1のMTJコンポーネントを具備し、前記読み出しパスは、前記第1のMTJコンポーネントを具備し、前記書き込みパスは、前記第2のMTJコンポーネントを具備する。 請求項7 請求項6の装置であって、前記第2のMTJコンポーネントは、前記第1のMTJコンポーネントにつながれる。 請求項8 請求項1の装置であって、前記MTJ構造は、バリア層と、自由層と、基準層と、を具備する。 請求項9 請求項1の装置であって、前記読み出しパスおよび前記書き込みパスは、自由層と、中間層と、第1の合成反強磁性(SAF)層と、第1の反強磁性(AFM)層と、を具備する。 請求項10 請求項9の装置であって、前記読み出しパスは、第2のSAF層と、第2のAFM層と、を含む。 請求項11 請求項10の装置であって、前記第1のSAF層および前記第2のSAF層は、コバルト鉄ボロン(CoFeB)層と、ロジウム(Ru)層と、コバルト鉄(CoFe)層と、を含む、前記書き込みパスは、前記自由層に接する導電層を含む。 請求項12 磁気トンネル接合装置にデータを書き込む方法であって、前記方法は、磁気トンネル接合(MTJ)装置の自由層でデータ値を格納するために、前記MTJ装置につながれた書き込みデータパスに電流を流すことを具備し、前記MTJ装置は、個別の読み出しデータパスにつながれる。 請求項13 請求項12の方法であって、前記書き込みパスは、1つの基準層を含む、前記読み出しパスは、2つの基準層を含む。 請求項14 請求項12の方法であって、前記書き込みパスは、前記読み出しパスより低い抵抗を有する。 請求項15 磁気トンネル接合装置からデータを読み出す方法であって、前記方法は、データ値を読み出すために、磁気トンネル接合(MTJ)装置につながれた読み出しデータパスに電流を流すことを具備し、前記MTJ装置は、個別の書き込みデータパスにつながれる。 請求項16 請求項15の方法であって、前記MTJ装置は、前記データ値を格納するための自由層と、前記自由層に磁気的につながれる基準層と、を含む、前記書き込みデータパスは、第2の基準層を含む。 請求項17 請求項15の方法であって、前記MTJ装置は、互いに磁気的につながれる2つのMTJ構造を具備する。 請求項18 磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)セルのアレイと、ワード線を活性化し、前記アレイの選択されたセルにアクセスするための読み出しビット線および書き込みビット線のうちの1つを選択的に活性化するのに適したメモリ管理ロジック回路と、を具備するメモリ装置。 請求項19 請求項18のメモリ装置であって、前記MRAMセルのアレイにつながれた第1のデータ読み出しポートと、前記MRAMセルのアレイにつながれた第2のデータ読み出しポートと、をさらに具備する。 請求項20 請求項19のメモリ装置であって、前記第1のデータ読み出しポートおよび前記第2のデータ読み出しポートの少なくとも1つは、前記メモリ管理ロジックにつながれる。 請求項21 磁気トンネル接合(MTJ)装置の製造方法であって、前記方法は、自由層を含む第1のMTJ構造を形成するために、基板上に複数のフィルム層を堆積することと、前記第1のMTJ構造の前記自由層につながれた導電層を堆積することと、第2のMTJ構造を形成するために、前記第1のMTJ構造上に第2の複数のフィルム層を堆積することと、を具備する。 請求項22 請求項21の方法であって、前記第2のMTJ構造に読み出し線をつなぐことと、前記導電層に書き込み線をつなぐことと、をさらに具備する。
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同族专利:
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